愛の綱引きをしましょう

とりあえず記録

菊池風磨の俯瞰と分析【アイドル像】

 

2021/9/27 Qrzone 担当:菊池風磨

ファンが好きに状況設定したシチュエーションでメンバーはそれぞれどんな言動をとるか考察したお便りに対して、実際はどうかの答え合わせをする1コーナーにて示された菊池さんの分析や思考回路にとっても興奮したのでここに書き記します。

他のメンバーは女の子とのデート想定だったのに自分だけ男友達の想定だと感じた菊池さんが「いいでしょ俺だって女子と行ったって ダメ?」と煽るところからはじまったトーク

以下、書き起こし

 

油断してんのよ、この子たちは

俺だって女の子と行くぞ、な?どうだ?どんな気持ちだよ?

いるよ これでまた、分かれるよ。

「あんなこと言ってアイドルらしからない」派閥と

「いやまあそれが菊池じゃん?」派閥と

どっちが勝つ?この論争?

え?そんなだって俺がいま冗談 冗談というかさあ、売り言葉に買い言葉的に言ってるだけなのに 本気で怒る人いるのよ、やっぱり

「本気で怒る人いるならやらなくてよくない?」派が今うまれました

今3派閥で戦っております。3派閥と言ってもちょっと2派閥と1派閥になっちゃいそうだなあ。なんか救いの手を差し伸べてあげたい、どうするアラタくん

(笑い声)あ、その派閥もあるんだ

「結局菊池はこういうことやるんだからこういうことやらせないメールを出せばいいじゃない、チョイスすればいいじゃない」 アラタ否定派閥うまれました今

ていう話。なんか他のメンバーだけ女の子と行ってて、俺だけ男としか行ってない雰囲気でこられてるから こっちは

でも難しいよね やっぱアイドル像っていうのはさ

今まで先輩方もそうだし、いろいろ積み重ねてきたものが今やっぱアイドル像としてあって 男子バージョン女子バージョンとしてあるけど

それってじゃあルールブックに載ってんのか?っていう話になってくるじゃないですか

って言うと、「プロ意識がない」派閥が今うまれました

俺のこと応援してくれてるみなさんがんばれー!きっと俺の 俺に否定的な人はそういうこと言ってるから 頑張ってほしい 頑張れ!

でも仲良くして欲しいなあ やっぱみんなさ、こうラジオが好きな人、ジャニーズが好きな人、アイドルが好きな人、わかんないこれ聞いてるのりが好きな人、いろんな人が聞いてくれてると思うけど 仲良くして欲しいよね

それ 俺の願いはね  

何の話だっけ?UFOキャッチャー?俺さらっと取れまーす

さあ ということで曲に参りたいと思います

今日のアラタセレクトはこちら

(♪PEACH~)

さあということでエンディングですけれども、とにかく仲良くしてほしいということでね、お知らせとさせてください

やっぱりね 楽しくやっぱラジオやっていきたい

「でも楽しくやっていきたいんだったらそんなこと言う必要なくないですか?」派閥今うまれました

いや、でもさ、この感じだと俺だけなんか男友達ってなんか、俺だけそのあんまり”リア充”してない感じが出てたから やっぱ女の子とこう”月9”みたいな感じでUFOキャッチャーしたいから

そうでしょ?だって俺だって行きたいじゃん せめて妄想の中くらいは

 

まず、チャートですか?てくらいファン心理を手に取るように理解しているのめちゃくちゃ推せますね、単純に。そしてここまですらすら話せるというのは、「こういう発言をすることによってこのような反応がくるだろう」と想定した上で選択しているという証明に他ならないわけで、信頼が置けます。とっても。

 

ある事象を選択したか否かというのは、私がオタ活をする上で大きく重視している部分です。なぜなら、これはそのままその人の”意思の尊重”につながるからです。

能力がないこととと選択権がないこと、選択しないことはそれぞれ違います。

もし、自分としては納得できない言動をとられたしても「この人にとっては譲れない部分なのだろう」「事情や思惑があるのだろう」と寄り添うことができます。たとえ世間に好意的に受け止められなかったとしても、そこになんらかの意思があると確信が持てたのなら、全否定する気持ちにはならないのではないでしょうか。

言葉を選ばずに言うと、アンチ思考を理解できずに叩かれてるよりも、理解した上で選んでいない方が推し甲斐もあるよね~なんて思ったりもします。

 

次に、俯瞰に長けたところと観察眼にゾクッときました。

どう見られているか、どう見られたいか を考え続けてないとなかなか瞬時の判断(言葉選び)は難しいと思うのですが、菊池さんはそれをやってのけてるので、10年の重みを感じざるを得ません。今回で言うと「俺のこと応援してくれてるみなさん」の反対を「俺に否定的な人」としたのとかいいですね。

 

本人は「嘘をつけない」「嫌われてもいい」というけれど、言ってしまえばアイドルは嘘をつく職業であるし、積極的に嫌われることもできない職業でしょう。だからこそ、前述したように「どこで嘘をつくか」という”選択”が迫られるのです。

個人の考えとしては「みんなに好かれたい」場合は最大多数の幸福のような最適解を選び続けることに頭を使い、「嫌われてもいい」場合は本音と建て前の線引きと本質の見極めに頭を使っているのだと思います。

そこで必要になるのが、俯瞰で自分を取り巻く状況を見れる能力や自我を通せる強度なのです。

 

ただ、菊池さんは嘘をつかずにはぐらかす手法を人より取りがちなので、誠実通り越して愚直だなとすら思います。愛おしいです。

優しさだなあって思うのと同時に、いやこのはぐらかしすら虚像の構築に一枚噛んでるから油断できないと思うのだけれど。。。

 

最後にその優しさについて触れておきます。

今回最大のはぐらかしは最後の最後に付け加えた「せめて妄想の中くらいは」でしょう。

そしてあれだけリアルな分析行っておいて、”リア充””月9””妄想”と徐々にぼかしてラジオを終わらせることで話を重々しくさせないところ、派閥という言葉を使って遊んでいたように思わせるところが優しさであり、菊池さんのプロ意識が表出した箇所だと思います。

 

さて、長々と書いてしまいましたが

①自分周辺のアイドル像について客観視して話を展開させつつも、あくまでメールの内容についての話だとするところ

②裏切られた!と感じさせないために都合の悪い誤解をされないよう定期的にすりあわせをしておく賢いところ

③様々な反応を想定しつつも自覚を持って選択できる強い人であること

が確認できたのが大きな収穫でした。

自分が発した言葉の受け取られ方の紹介が多かったけれど、伝えたいことは菊池風磨を応援している人に向けられていたと感じるのはファンの欲目でしょうか?