もう知る前には戻れない
ファンレター書くのが間に合わなかったので、届かなくても気持ちを残しておきたく一筆
マリちゃん、マリウスくん、マリウス葉さん
ご卒業おめでとうございます。
たまに「マリ」と呼び捨てにしちゃうのは、ごめんね。
「年の離れた弟」のイメージが強いけど、私はあなたの一つ下。今年就活を終えたこともあり、マリウスの状況・心情が、少し、自分と重なった。
ファンとしてはやっぱり(寂しいな)が一番に来るけれど、同年代の一人としては尊敬しかない。
「やり直せないものだから後悔しないように生きろ」と言うけれど、新しい環境に飛び込むのは怖くて、積み上げてきたものをなくすのが勿体なくて、大丈夫って保証がほしくて、マリウスのように夢に向かって邁進することはできなかった。それどころか、掲げるような夢もできなかった。自分がどうなりたいのか、正直全然描けていないし、このまま社会に出ることが怖くてたまらなくなる夜がある。
だから、最初に退所の文書をみたとき、自分と切り離すように(やっぱりマリはすごいな~人生を謳歌してください!)と短絡的に終わらせていた。終わらせてしまった。
マリDを見て反省。マリウスだって恐怖も喪失も感じていたのだ。それを「彼は特別な人間だから」で終わらせることはしたくなかった。ファンとしてしたくなかった。全部とは言わずとも、歩んだ軌跡を見てきた者として、そんな、突き放すような真似、したくなかったのになあ。
インスタのあれこれを見ても、他のメンバーの心境に思いを馳せたり、自分がどれだけ5人のセクゾが好きか、マリウスのことが好きかを感じるばかりで当の本人のことを置き去りにしてたのかもしれない。
ジャニーズから出て行くからって、前向きなことばかり言わなくていいし、キラキラだけを見せなくてもいい。寂しいし怖いって言ってくれて本当によかった。
マリウスの新しい夢が叶うことを心から願っているし、応援している。でもね、その夢に責任は感じなくていいよ。もしその夢が叶わなくても、別の夢を見つけても、まったくもって問題ない。「こう言って辞めたのに話が違う」なんてファンなら言わない。……主語が大きくなってしまったな。私は、マリウスの夢を応援しているのではなく人生を応援している。
まあ、「人生というものをお互い楽しく生きよう」と言ってくれたマリウスなら、わざわざこちらから言わなくてもわかっていると思うけど。そういう信頼が貴方にはあります。
貴方の言葉や思考に触れることができたのは、私にとって財産です。
たくさん発信してくれてありがとう。
貴方に出会えて良かった。
アイドルになってくれてありがとう。
ふとしたときに、自分と比べてへこんでしまうことがあるかもしれないけど、でもまあ、私とマリは別の人間なのでね、お互い頑張って自分を輝かせましょうってことで!
それと
きっと、卒業してから、もっともっとマリウスのことが好きになるでしょう。
たった5日間で、これまでの「好き」を大きく更新したんだから、間違いなく。
それは私にとって悲しいことじゃなくて、とっても嬉しいことです。
たとえステージに立つことが二度となくても、貴方が今もメンバーであることの、SexyZoneであることの証のように思えるだろうから。
さあ、もうあと6時間ほどでカウコン
花道を作らせてくれてありがとう
Auf Wiedersehen!
本質を捉えさせる菊池風磨【言われる前にやるのはいいことですか?】
9/30 Qrzone 担当:菊池風磨
「親に言われる前にやるのがいいことですか?言われた後にやるのはやり辛いです」というお便りに対する回答の書き起こしです。
人の目に触れて欲しかったからこちらに載せただけで、1つ前のブログと違って感想は書いていません。
「言われる前にやるのはいいことですか?」これなんですけど僕も思ってました
あの小学生くらいの時に よく言われるんですよね 親から
「こうこうこうだろ お前言われる前にやれ」って よく言われました
いや 「言われる前にやるのってだって別に俺はそれ正解だと思ってないから」とかも思ってましたし、言われて渋々やるのもなんかやりにくいし
いやまあ言ってることもすごいよく分かるんですけど、これ何が大事って
言われる前に言うことをきく っていうことってよりは、言われる前に想像を働かせて実行に移すってことが大事なんですよ
だから じゃああの今はもちろんそうやってお父さんなりお母さんなり なにか言ってくれて、「勉強しなさい」「宿題やりなさい」って言われて、でまあ渋々やるんだろうけど
まあ確かにやりづらいよ言われたら ちょっとイラッともするし
ただ これ じゃあお父さんお母さん親元を離れたときに
なにかやらなきゃいけないことをちゃんと想像できて、それをちゃんとやれますか?っていうことなんですよ
だからこれって勉強にも似てて
じゃあ受験するのが正解なんですか?別に大学行ったって高校行ったってそんな勉強なんて結局大人んなって仕事したらやんないじゃないですか 方程式なんてやんないじゃないですか 理科の受粉なんてやらないじゃないですかって思うんだけど
じゃあ就職するときに 勉強しなきゃいけないっていう小学校6年間、中学校3年間、高校3年間、高校からは義務教育外れますけど、その受験期間とかでやらなきゃいけないことを、ちゃんとそのときにやれたかどうか?っていう人間性をみられてるんです
そうじゃないですか
だから、そこを、ちゃんと自立して自分でやれないと大人んなったら困るのはあなただよねってことなんですよ
だから言われる前に親の言うことをきくとか言うこときかないとか、そんなことは極論、最後の最後で言うと問題点じゃなくて、ちゃんとやるべきことを想像してやる能力を身につけましょうねってことなんですよ
だから、言われる前にちゃんと言われないように、ちゃんとやるっていうのが大事なんですよ
だからこれやんなかったら親に言われるなとか、これやったら怒られるなっていう想像をちゃんとしなさいよって話ですよね
それが大事だと思います 僕は
だからでもねえ、わかんないんだよね 小学生ん時とかってね 「今やろうと思ってたのに」とかね
だから「今やろうと思ってたのに」じゃなくて、今やろうと思ってたことを言われる前にやるには、逆算してどのタイミングからやればいいんだろう?ってのをちゃんと考えられる能力を身につけましょうっていうことなんですね
ええ これが9月30日、10月に入る前にまあ僕が思う持論ですけれども、お届けできたと言うことで、10月1日、明日から月が切り替わりますから、ちょっとそんなことを意識してね 言われる前にやるってのはなぜ大事なのか、なぜ言われる前にやらなきゃいけないのかっていうのをもう一回考え直してね、充実した残りの2021年を乗り切っていただきたいなと思います
菊池風磨の俯瞰と分析【アイドル像】
2021/9/27 Qrzone 担当:菊池風磨
ファンが好きに状況設定したシチュエーションでメンバーはそれぞれどんな言動をとるか考察したお便りに対して、実際はどうかの答え合わせをする1コーナーにて示された菊池さんの分析や思考回路にとっても興奮したのでここに書き記します。
他のメンバーは女の子とのデート想定だったのに自分だけ男友達の想定だと感じた菊池さんが「いいでしょ俺だって女子と行ったって ダメ?」と煽るところからはじまったトーク。
以下、書き起こし
油断してんのよ、この子たちは
俺だって女の子と行くぞ、な?どうだ?どんな気持ちだよ?
いるよ これでまた、分かれるよ。
「あんなこと言ってアイドルらしからない」派閥と
「いやまあそれが菊池じゃん?」派閥と
どっちが勝つ?この論争?
え?そんなだって俺がいま冗談 冗談というかさあ、売り言葉に買い言葉的に言ってるだけなのに 本気で怒る人いるのよ、やっぱり
「本気で怒る人いるならやらなくてよくない?」派が今うまれました
今3派閥で戦っております。3派閥と言ってもちょっと2派閥と1派閥になっちゃいそうだなあ。なんか救いの手を差し伸べてあげたい、どうするアラタくん
(笑い声)あ、その派閥もあるんだ
「結局菊池はこういうことやるんだからこういうことやらせないメールを出せばいいじゃない、チョイスすればいいじゃない」 アラタ否定派閥うまれました今
ていう話。なんか他のメンバーだけ女の子と行ってて、俺だけ男としか行ってない雰囲気でこられてるから こっちは
でも難しいよね やっぱアイドル像っていうのはさ
今まで先輩方もそうだし、いろいろ積み重ねてきたものが今やっぱアイドル像としてあって 男子バージョン女子バージョンとしてあるけど
それってじゃあルールブックに載ってんのか?っていう話になってくるじゃないですか
って言うと、「プロ意識がない」派閥が今うまれました
俺のこと応援してくれてるみなさんがんばれー!きっと俺の 俺に否定的な人はそういうこと言ってるから 頑張ってほしい 頑張れ!
でも仲良くして欲しいなあ やっぱみんなさ、こうラジオが好きな人、ジャニーズが好きな人、アイドルが好きな人、わかんないこれ聞いてるのりが好きな人、いろんな人が聞いてくれてると思うけど 仲良くして欲しいよね
それ 俺の願いはね
何の話だっけ?UFOキャッチャー?俺さらっと取れまーす
さあ ということで曲に参りたいと思います
今日のアラタセレクトはこちら
(♪PEACH~)
さあということでエンディングですけれども、とにかく仲良くしてほしいということでね、お知らせとさせてください
やっぱりね 楽しくやっぱラジオやっていきたい
「でも楽しくやっていきたいんだったらそんなこと言う必要なくないですか?」派閥今うまれました
いや、でもさ、この感じだと俺だけなんか男友達ってなんか、俺だけそのあんまり”リア充”してない感じが出てたから やっぱ女の子とこう”月9”みたいな感じでUFOキャッチャーしたいから
そうでしょ?だって俺だって行きたいじゃん せめて妄想の中くらいは
まず、チャートですか?てくらいファン心理を手に取るように理解しているのめちゃくちゃ推せますね、単純に。そしてここまですらすら話せるというのは、「こういう発言をすることによってこのような反応がくるだろう」と想定した上で選択しているという証明に他ならないわけで、信頼が置けます。とっても。
ある事象を選択したか否かというのは、私がオタ活をする上で大きく重視している部分です。なぜなら、これはそのままその人の”意思の尊重”につながるからです。
能力がないこととと選択権がないこと、選択しないことはそれぞれ違います。
もし、自分としては納得できない言動をとられたしても「この人にとっては譲れない部分なのだろう」「事情や思惑があるのだろう」と寄り添うことができます。たとえ世間に好意的に受け止められなかったとしても、そこになんらかの意思があると確信が持てたのなら、全否定する気持ちにはならないのではないでしょうか。
言葉を選ばずに言うと、アンチ思考を理解できずに叩かれてるよりも、理解した上で選んでいない方が推し甲斐もあるよね~なんて思ったりもします。
次に、俯瞰に長けたところと観察眼にゾクッときました。
どう見られているか、どう見られたいか を考え続けてないとなかなか瞬時の判断(言葉選び)は難しいと思うのですが、菊池さんはそれをやってのけてるので、10年の重みを感じざるを得ません。今回で言うと「俺のこと応援してくれてるみなさん」の反対を「俺に否定的な人」としたのとかいいですね。
本人は「嘘をつけない」「嫌われてもいい」というけれど、言ってしまえばアイドルは嘘をつく職業であるし、積極的に嫌われることもできない職業でしょう。だからこそ、前述したように「どこで嘘をつくか」という”選択”が迫られるのです。
個人の考えとしては「みんなに好かれたい」場合は最大多数の幸福のような最適解を選び続けることに頭を使い、「嫌われてもいい」場合は本音と建て前の線引きと本質の見極めに頭を使っているのだと思います。
そこで必要になるのが、俯瞰で自分を取り巻く状況を見れる能力や自我を通せる強度なのです。
ただ、菊池さんは嘘をつかずにはぐらかす手法を人より取りがちなので、誠実通り越して愚直だなとすら思います。愛おしいです。
優しさだなあって思うのと同時に、いやこのはぐらかしすら虚像の構築に一枚噛んでるから油断できないと思うのだけれど。。。
最後にその優しさについて触れておきます。
今回最大のはぐらかしは最後の最後に付け加えた「せめて妄想の中くらいは」でしょう。
そしてあれだけリアルな分析行っておいて、”リア充””月9””妄想”と徐々にぼかしてラジオを終わらせることで話を重々しくさせないところ、派閥という言葉を使って遊んでいたように思わせるところが優しさであり、菊池さんのプロ意識が表出した箇所だと思います。
さて、長々と書いてしまいましたが
①自分周辺のアイドル像について客観視して話を展開させつつも、あくまでメールの内容についての話だとするところ
②裏切られた!と感じさせないために都合の悪い誤解をされないよう定期的にすりあわせをしておく賢いところ
③様々な反応を想定しつつも自覚を持って選択できる強い人であること
が確認できたのが大きな収穫でした。
自分が発した言葉の受け取られ方の紹介が多かったけれど、伝えたいことは菊池風磨を応援している人に向けられていたと感じるのはファンの欲目でしょうか?
”担当”とは枠組みの1つである
Sexy ZoneのFCに入ってから早いものでもう9ヶ月目に突入しようとしているというのに、まだ菊池さんのことを「自担」と呼ぶことができない。
文字で対象のことを表すとき「担当」とか「推し」ほど便利な言葉ってないと思う。bioに記載すれば一発で誰が好きか判断できるし、普段のツイートでは検索避けとしても使える。
それなのに菊池さんに対して使えない。使わないと決めているわけではないのに文字を打ち込めないのだ。その謎を探るべくいくつかの仮説を立てた。
仮説① 担当は唯一であると考えているため
長らく自担=松本潤の構図が出来上がっていた。
もともと二次元ジャンルに生息していた小娘がインターネットの世界を知り「特別に贔屓する存在」のことを「推し」と呼ぶのだと学び、ほどなくしてジャニーズの場合は推しの代わりに「担当」と呼ぶ文化があることを雰囲気で察知した。(今はジャニーズの場合も担当と推しは使い分けられていると感じている)
少し本題から逸れるが、私の「担当」の理解を示すためになぜ自担を松本潤と定めたかについて軽く触れてこうと思う。物心ついたときから嵐がいたため、嵐とは『ドラえもん』や『名探偵コナン』のように広く根付いてみんなが好きなものであり、TVをつけて出ていたら見るし、気が向いたらウォークマンを操作して曲を聞くし、あと単純に松潤の顔が好きだったのでたまに画像検索もしていたけれど、嵐を特別なものだと考えていなかった。
しかし受験期を経てそれは一変する。もともとの好感度が高かったので沼落ちというには程遠いが、強いて嵐を明確に意識したタイミングを挙げるとすれば、塾からの帰り道、電車の中で『きっと大丈夫』を聴いた時だろう。
気付けばまだ確かにほら 空にTwilight
光がなくともない
ならまだまだ You shouldn't cry cry cry
受験期に何度も何度も口ずさむことになり、いろいろあって結果的に嵐は人生の特別になった。ベストアルバムと『Time』しか入っていなかったウォークマンで特別になったのだ。(だからジャニーズ全グループサブスク解禁してくれ)
そんなこんなでジャニオタの友達に「どこが好きか1番説明できるのは翔くんなんだけど、自然と目で追ってしまうのは松潤なんだよね」と伝えたところ「へー担当松潤なんだ」と言われた。「顔が好きなんだね」とか言われると思っていたのに担当だよと言われてびっくりしたが後に、なるほどやはりあれは自担への反応だったと納得することになる。
いろんな表情を見せてほしい、一瞬でも目に留まると元気が出る、隅々までチェックしてしまう、そして、どこにいても1番に見つけられる、、、まるで恋の初期症状のようなこれらは、紛れもなく「担当」を自覚するための材料になる。言い換えれば、このようになる人が自担だと理解した。
かなり長くなってしまった。とにかく、「担当」なんて使うのはジャニーズだけであり、私は基本嵐だけを見ていて「自担」と呼ぶべき相手は一人だけだったので、潤くんに対して抱いていた気持ちとずれると、担当ではないと思ってしまうのかもしれない。でも、前述した担当を自覚するための材料は菊池さんにも当てはまってるんだから潔く認めなよという自分もいる。余談だが「あなたに笑顔でいてほしい」をSexy Zoneで一番感じるのはケンティーで、そのせいで判断が難しくなっている部分は正直ある。なんでこんなにケンティーって強いんだろうね。
あとはなにより、潤くんが過去の人になったわけではない、端的に言うと担降りしたわけではないしするつもりもないので、今まで唯一だったものが揺らぐのが怖いのもあるのだと思う。世の掛け持ちしてる人たちはどう対処したのだろうか...?
仮説② まだその段階ではないだけ
担当って言葉が強いと思う。責任とか役割がのしかかる気がして軽々しく口に出せない。ジャニーズにおいては「推し」に比べて人生に与える影響度合が一気に格段に跳ね上がるイメージもある。
まだ、好きなところを一つずつ掘り起こしている段階だから見極めることができないのかもしれない。そもそもそれを考えるためのブログを書いていたのに、派生したこちらが2000字を超えているのはなぜ.....?
仮説③ 既存の枠組みに当てはめるには異色すぎる
これが1番正解な気がする。ブログ名の通り、私はどうやら基本姿勢として菊池さんと(勝負にならない)綱引きがしたいようだとわかってきた。
多数の推しを持つ私だが、大抵は「この人のように生きたい」「ゆりかごから墓場までを見届けたい」「成長を楽しみたい」「とにかくお金を払いたい」「幸せになれ」「行く末を祈らせてくれ」のどれかにあてはまる。一方的に拝むだけで充分だったのである。
でも菊池風磨という男に対しては、どうにかこうにか勝負がしたくなる傾向があるように感じる。具体的な例を出すとコメントだ。「うわ!それ私も思いつきたかった!!」が多い。恐らくニノさんで場馴れしたのもあって、にのっぽいセンスだと思うときもあるのだけど、それが余計に敗北を感じさせる。にのがひゃっぺん逆立ちしても出てこない言葉を操る人だとしたら、菊池さんは知識に裏付けられたセンスを磨いていく人だと思う。
cf.ドッキリGPのラテ欄を考える企画で、自分は文章力あると思っていたから前回あまり採用されなかったの悔しくて勉強した菊池さん
\Twitter特別企画!/#風磨が本気で考えたラテ
— ドッキリGP【公式】 (@dokkirigp_cx) 2021年8月14日
第3回は#SexyZone #菊池風磨 が
8月21日(土)よる7時放送分の#ドッキリGP4時間SPの新聞ラテ欄 を考えました!
今回は4時間なので240文字!風磨さん、新聞掲載の大チャンス!
果たして?
↓#風磨が本気で考えたラテ① pic.twitter.com/jvpjDGcoHu
ラップのリリックで惹かれたのだから当然かもしれないが、菊池さんのバラエティにおける思いつきそうで出てこない一言をはじめとする言語センスに嫉妬しているところが大いにある。
あと、守備範囲の広さも勝負ポイントになった。
『Blessed』の
世界は僕らを待ってはいないだろう
それならもう少しだけ眠らずにいようか
という歌詞がとっっっっっても好きで、作詞作曲がLUCKY TAPESだと知り「さすがだ!こんな人からも提供あるのすごい!!」と感動していたのだが話はここで終わらない。
ラキテのレーベル、RALLYE LABELさんのアカウントにRTしていただいた😭風磨くんラキテすごい好きみたいなので、またどうぞよろしくお願いします🙇♀️🙇♀️ pic.twitter.com/sQSCVehnUY
— びび (@fumazarashi) 2020年2月8日
菊池風磨によるプレゼン、、、、、また私は彼の掌の上だったのか、、、、、と愕然とした。
く゛や゛し゛い゛ぃ゛
ここから導き出すに私の”勝負したい”には、おすすめを紹介されたときに「あーそれいいよね」と言いたいとか、わかる人にはわかるボケで通じ合いたいとか、同じ突っ込みを考ていたいとか、そういう面があるようだ。言葉を選ばずに言うとマウントとりたいもある。櫻井翔と中島健人についてマウントとられまくってる反動かしら。
そして「これ好きだろ?」みたいに差し出されるもの(雑誌のコメントやライブでの仕草など)にノックアウトされて膝から崩れ落ちるのではなく、「悪くないね」とハイヒールでよろけずに受け止めたい。そんな綱引きをする相手を推しと呼ぶのも担当と呼ぶのもしっくり来ないのである。
さて、自分が未だ菊池さんのことを「自担」と呼べない理由について考察し、少しすっきりすることができた。いずれの場合にせよ、菊池風磨のことが好きであるというのは間違いなさそうでなんだか安心した。
これから自担と呼べるようになるかもしれないし、自分だけの呼び方を作るかもしれない。一生同じことで悩み続けるかも。
でも、菊池さんは呼び方にこだわらずファンであるという事実を喜んでくれる懐の深い人だと信じているので、感情かき乱されまくっても出会えて良かったなと思う。
SZ10TH 祝福と敗北宣言
2021年3月26日大阪城ホールにて、Sexy Zone Anniversary Tour 2021 SZ10THが行われた。
宮城公演が新型コロナ感染拡大のため延期となり、実質初日だった。
これまで通りとは程遠い形ではあるが念願の有人コンサートである。陽射しも暖かでどことなく祝福されている気分になりながら、はじめて彼らのコンサートに参加した。
前々日からうちわを作り、服やメイクなどを考え、当日2時間と少しかけて身支度を済ませた。Sexy Zoneの曲をかけながら準備をする時間はとても幸せだ。ジャニーズ以外の現場も軒並み中止になっていたので「あー!!コンサートって、ライブってこういうのだ!!!忙しさが楽しい!!!!」と久しぶりの感覚に浮かれていた。
当日、電車内で喋ることはできないため同行者とLINEで会話しながら、どんどん合流していくツアーグッズを持った同志の方々を見つけては嬉しくなった。繰り返しになるが「今コンサート会場に向かっている!!」を体感するのが久しぶりだったためだ。
JR大阪城公園駅につくとケンティーのポスターが出迎えてくれた。流石だなと思った。偶然が必然に思える力を持っている人。
会場につき、座席が判明。アリーナだった。配られていたスマイルアップシールドをつける。
お手洗いが混んでいて時間ギリギリだったため着席後ほどなくしてセクベアが現れ、手拍子で会場の士気が高められる。
幕が切って落とされる。小さな子どもたちの映像が流れ、会場に響いたのは「LET’S MUSIC」だ。実は、1曲目はこの曲だろうと予想していた。いや、この曲がいいと願っていたという方が正しいかもしれない。「会ったときにこの曲で踊って盛り上がってほしい」宣伝でそう何度も口にしていた言葉を現実にしたかったのだ。なんだか思いが通じ合っていた気がして一気に幸福の絶頂に連れてかれてしまった。
それから私を沼落ちに導いた「NOT FOUND」を含む数曲があり、「PAGES」を匂わせたのちランドセルを背負った「恋がはじまるよーー!!!」がきた。
これはもう超 絶 嬉しかった。好きな曲、好きな演出だというのはもちろんのこと、周年だからこそできること、大きな価値があることだからだ。
パンフレットでの菊池さんの発言を引っ張ってこよう。
10年の振り返りは随所に出していきたいね。(中略)あのときのSexy Zoneと今のSexy Zoneを表現するっていう。
私はPAGESとPOP×STEPを意識している演出しか気づけないけれど、レポを見るとこの言葉通り他にも過去のアレコレに関連した演出があったようだ。つまり、彼らと歩いてきた歴史の分だけ多くを受け取ることができる。中には私のように「あのときのやつ生で見れた!」の人もいただろうし、当時の自分の気持ちを思い出した人もいただろう。観客の数だけ「私とSexy Zoneの10周年」の形は違うのだ。
さらに、その演出に気づかなかったからといって楽しめないわけではない。置いてけぼりにされない程度の匂わせなのだ。そのバランスに、配慮に、優しさに、グッときてしまった。
とはいうものの、そのときはここまで言語化することもできずふわふわした好きを募らせていた。
(この演出に関わらず2時間と少しずっと好きを積み重ねてはいたが・・・)
なにせ私はなにもかも初めてだったのだ。興奮、ときめきに加えて絶え間なく衝撃が襲いかかっていた。
表面的すぎる上使い古されたフレーズだが、
と に か く 顔 が い い 。しかもスタイルまでいい。きちんと存在している人間だと確かめに行ったはずなのに、より一層2次元だという気持ちを強くして帰ってきてしまった。
4人バラバラで外周で歌うとき、私の席から一番近いのが勝利くんのことが多かった。テレビで見る顔のままで、本当に加工せずにこれなんだ…とか思いながら見つめていた。ペンライトやうちわ、観客の顔を見ている顔がとても優しかったのが印象に残っている。
4人がセンステで回っているとき、遠いのに近くて、近いのに遠かった。手を伸ばせば届く距離というわけにはいかないから物理的には離れていたけれど、テレビでみるより遙かに近い。コンサートを一緒に作りあげているからテレビでみるより遙かに心理的には近いはずなのに見まぶしくて、キラキラしていて、エネルギーであふれていて、4人がいるところだけ異空間のように感じるくらい隔たりを感じた。「世界が違う」端的に言うとこうだ。
余談だが閉演後、同行者に「スマイルアップシールドつけてて良かったなって思ったの。なんか一枚かませてたから汚れさせずにすんだっていうか..」と漏らしたら同意をもらえた。次会うときはもっと人間としてのレベルを上げていたいね、なんて話をした。
このようにやっぱり2次元じゃ~んとか思っているのがバレたのだろうか。突然スクリーンに乙女ゲームの紹介が流れた。その名も「PEACH for ...」。メンバーがキャラクターとなり、甘い言葉を言ってくれるようだ。勘弁してほしい。違和感が仕事をしていなかった。「ほら!やっぱり!!とうとう公式がやりおった!!!」会場でどのくらいの数の人がそう思ったのだろうか。
そして思い出される菊池さんによるファンミでの
中島くんのPEACHにかける思いはやっぱり人一倍強いですから
発言。プレイヤーとして説明するケンティーがずっとにっこにこで楽しそうでキュートだった。
ちなみにMCでまたまた菊池さんより、ケンティーが裏でPEACHの映像見ながら声だして笑っていたという情報がもたらされ、めちゃくちゃ元気出た。幸福感と満足感の渋滞だ。
私の記憶が正しければゲーム名は「PEACH for ...」で「...」の部分は「貴方」だと説明していた。信頼の中島健人ブランドである。
乙女ゲームでキャッキャしたあと「PEACH」「Honey Honey」と畳みかけられ悶絶し、MCに入る。
順番に「久しぶりですがどうですか?」と振られる。菊池さんの番。
「かわいくなったね」
リアルに息が止まった。喉の奥がひゅってなった。過去の恋人からのどの言葉よりもときめかされた。これが、何万何十万人を相手取って10年やってきたアイドルか、となった。元からそういうのがうまい人ではあると思う。しかし、しかしだ。分かっていても避けられない衝撃というのはある。
何度経験しても爆弾は爆弾なのだろう。向かって右のスタンド席から抑えきれなかったのがわかる短い悲鳴があがった(キャー!!ではない)。するとその方角に体ごと向けて「出ちゃった?」とニヤニヤしながら言うのだ。会場全体に向き直って「出しちゃダメなんだけど、出てしまう声っていいよね」「エロいよね」と続ける。私たちは拍手で応えるしかない。ただ、私の拍手は同意の拍手ではなく「菊池風磨に勝てないよ」「降参です」の拍手だ。
菊池風磨に翻弄されたい、手玉に取られたい、手のひらの上で踊らされたい、、、もはや本能的にそう感じてしまった。
他にも、中山優馬 w/B.I.Shadowの話が出たり、カラフルeyesの聡くんパートの補足が語られたりした。ビーアイはまだ解散していない、ジャケ写撮影した幻の2枚目シングルがある、と。残念ながら私はその時代のことに詳しくないが..
そしてJr.コーナーを経て、佐藤→菊池→中島→松島のソロ曲を4人で歌う。これまた興奮で曲名と「Mermaid」の演出(水鉄砲で遊んだり勝利くんだけたこ焼きのクッション持っていたりとにかくわちゃわちゃしていた)くらいしか記憶に残っていないのではやく円盤が出てほしい。
何曲か歌ったあとマリウスのソロ曲も4人で歌った。オレンジに染まった会場を潤んだ目に焼き付けていた。
「5人でSexy Zone」MCでは触れていなかったはずだけど、その気持ちを強く感じた。
順番が前後するが4人のソロ曲が終わったのち、「名脇役」が歌われた。私の席から1番近いスタンドのリフターに菊池さんがいた。
逆光で綺麗に顔だけ見えなかったとき、後光がさしているように見えたとき、脳がそれ以外の一切の認識を拒絶した。ただ光で飛んでいただけかもしれない。かもしれないが、そのとき私は菊池風磨しか見えていなかった。聞こえていなかった。感じていなかったのだ。それほど圧倒的だった。
平たい言葉しか出てこないのがもどかしいが、“尊い”とは“こう”なのだと身をもって知った。
ずっとその状態だったわけではない。勝利くんのマイクトラブルを心配したり、ここの歌い方好きだなとか思ったりする時間もあった。ただ、菊池風磨という存在に目も心も奪われた数秒間もたしかにあったのだ。しかも数回。
この衝撃を処理できないまま「all this time」で涙目になり、10周年お祝いメドレーに突入した。「Lady ダイヤモンド」「Sexy summerに雪が降る」「King&Queen&Joker」など6曲が過去の衣装と共に披露された。カラフルで豪華で、おめでとう!!!!!と心の中で何度も叫んだ。
そして「Sexy Zone」。サビの振りに合わせて薔薇のペンライトを振って盛り上がり、あるいは10年を噛み締めて、挨拶を迎えた。
以下それぞれの挨拶で印象に残っているところニュアンス
中島
「コロナ禍で歓声がなく拍手しかもらえないのかと思うときもあった。メンバー、 スタッフ、Jr.、セクラバのおかげ」
「セクシーサンキュー」
佐藤
「この10年間、辛いこと、楽しいこと、たくさんあったと思う。10周年の主役はフ ァンのみなさん」
松島
「泣かないって決めてたけど...これは嬉し泣き。」
「これ以上喋ると枯れちゃうから」中島「ずっと咲いてるよ」
菊池
「辛いと思うこともあった」
「メンバーがいるのは当たり前じゃないと気づいた」
「僕もこれ以上喋ったら」背中向ける→変顔「あ、そういうのはいらないと」中島「沁みとけ」菊池「皆さんの心の中の舌打ちが聞えました」中島「笑ってるよ」
ラストを飾るのはふまけん花道爆走「RUN」と感涙必須の「Change the world」だ。
「RUN」のときバクステで歌うお尻を見ていたことは覚えているが、他はあまり思い出せない。目に焼き付けなきゃと必死だったのは記憶にあるが、なに見ても感動してしまってダメだったのだろう。早く円盤を出してくれ(2度目)
4人が捌け、オープニングと同じ小さな子どもたちの映像が流れる。1人がおじいさんに問う。「僕らもSexy Zoneみたいになれるかな」答えは「君らしくいればいい」。
再びパンフレットから勝利くんの発言を引用する。
デビュー当時のコンサートはプロデューサーが色を付けてくれて、そこにはスタッフさんの意思もあって。デビュー曲にもある“大人の決めたやり方それが正解なの?”っていうところから、自分たちでライブも楽曲も決めていくところまでに変わったことを体現できるような10周年のライブになれたらいいかなって思うし、それがテーマだと思う。
見事だ。年齢的にも大人に振り回されることは致し方なかっただろうし、それが正解でもあっただろう。ただ、“Sexy Zoneらしさ”とはなにかを模索し続けたであろう彼らが着地した結論が自分らしくあることであり、メンバーやファンにそうあってほしいと願っているのだとしたら、この答えはお守りのように心の支えになってくれる。
映像が終わる。余韻に浸る間もなくアンコール曲「Twilight Sunset」が流れる。
「ずっとこのままでいたい」「今すぐこの瞬間を閉じ込めてよ」の歌詞が心情にぴったりあてはまった。
「ずっと今がいい~」バラエティーでの菊池さんの発言が脳内再生されて、こんなに浸っているときにまで出てくるのかと笑えてしまった。浸食されているよ。
1曲は短い。愛情、感謝、祝福を1万人以上と共有した時間に終わりが告げられる。会場が明るくなり、規制退場のアナウンスが流れた。
帰路につくまでの時間、さっきまでの光景を思い浮かべながら、自分が思っていた以上にSexy Zoneのことを好きになっていたことを受け止めていた。ファンクラブに入って3ヶ月でここまで感情ぶん回されるものかと驚いた。
そして、やっぱり菊池風磨のことばっかり見てたな~と心地よい敗北感に包まれていた。誤解しないでほしい。好きになりたくないわけではない。ただ、自分の好きの度合いを測りきれていなかったため、ずっと目で追っていたいくらい好きなのだと認めさせられて、こんなにもなのか~となってしまったのだ。
きっと菊池さんと綱引きをしたい時期なのだと思う。好きと認めたら底なし沼みたいな人を相手取って「いや私はまだ大丈夫だから」をしたいのだ。
ただ、今回は私の負けだ。格好良かった。かわいかった。愛おしかった。まぶしかった。髪がトゥルトゥルだった。大きな背中にときめいた。煽り方まで好きだった。楽しかった。楽しかった。楽しかった!完敗だ。
10周年おめでとう!!!!!
本心はどこに隠したのか紐解いてみた『NOT FOUND』 リリック解釈
『NOT FOUND』のリリックを、曲がある程度できあがった状態で渡されてラップ部分をつくったという想定のもと、自分なりに解釈・考察してみました。
おそらく発売直後に同じように解釈ブログやツイートをした方もいたと思われます。似ている部分や表現があるかもしれませんが、誓って何も見ていないのでその点においての批判はご容赦ください。
歌詞は『NOT FOUND』初回限定盤B封入の歌詞カードより引用しました。
Discography(Sexy Zone) | Johnny's net
「もういいかい?」から何年経って
かくれんぼの「もういいかい」「もういいよ」だろうから、かくれている=見つかっていないということ。見つかった状態というのは、デビューか人気が出たかのどちらかかな。曲全体の雰囲気からするとおそらく後者。
not found →エラーコード404→みつからない→かくれんぼと辿って「もういいかい」
error codeは404
これは素直に「NOT FOUND」から。
また、エラーには
理論的に正しい数値と、計算・測定された値とのずれ。誤差。(デジタル大辞泉より引用)
という意味もあるため、「俺たちはこんなはずじゃない、こんなもんじゃないぞ」という気持ちも込められているのかも?
ネオンに照らされてた子ども
Sexy Zone自身のこと。タワーレコードオンラインの『Sexy Zone POP×STEP!? TOUR 2020』についての記事で5人がネオンに照らされている写真が確認できる。
「子ども」と言っていいのかは疑問が残るが...
「ネオン」は2番の「街の喧騒 騒ぐクラクション」で想像される光景とも繋がる気がする。ネオンは繁華街や少し治安の悪いところで見かける印象なので。
彼は誰時に告ぐ「おかえり」を
「彼は誰時」が出てきたとき、そのセンスに驚愕すると同時に黎明ではないのだと不思議に思った。
かわたれ-どき〔かはたれ-〕【かわたれ時】
《「彼(か)は誰(たれ)時」の意。あれはだれだとはっきり見分けられない頃》はっきりものの見分けのつかない、薄暗い時刻。夕方を「たそがれどき」というのに対して、多くは明け方をいう。
れい-めい【×黎明】
(デジタル大辞泉より引用)
私が抱くこの曲のイメージは「見てろよ!!こっから俺たちbigになるぞ!!」だから、同じ夜明けでも黎明の方がしっくりくると感じたのはお分かりいただけるだろう。
しかし、そのあとに続く詞で、さらに菊池さんのセンスと賢さに驚嘆させられた。
「おかえり」は言わずもがな、「ただいま」と返してくれる聡くんへの言葉だろう。
引用したとおり、彼は誰時の語源は「彼は誰?」と問うことであり、その場に誰かがいることが必須条件だ。
これらを総合的に考えると、はじまるぞ!というタイミングでの合流ではなく、薄暗いときに合流してからはじめるぞ!なのだ。「彼は誰時」でなければならなかったのだ。
I’m on my way…
訳:向かっている途中
漂う未知の上 一縷の望みすらも疑心暗鬼で
未知の道を進んでいる
わからないことばかりの中、ほんの少しの可能性(希望)に縋ることもできない=絶望が大きな割合を占めている。恐怖や不安が全面に出ている。
「一縷の望み」は落ちサビの「一握りの可能性」の言い換えになっている。
起死回生狙う臆病な目
「臆病」は1つ前の「疑心暗鬼」を受けて。
絶望的な状況でも諦めていない。
1番の「切望が絶望をぶん回して」と繋がるかも?
鏡に吐き出す “just awake”
「just awake」は目が覚めたと訳すより、目を覚ませの方が適切だと思う。
それを鏡に向けているので、自分を奮起させているとみていいだろう。
What I wanna do… 笑われることも慣れてる
what I want to do
自分(たち)がしたいことを笑われることには慣れている。
パラレル?変わらず時は過ぎてく
ここは被せられた笑い声と共に、2020/12/23 のQrzoneで本人が解説していたため引用
「笑われることには慣れてるぞと。笑いたきゃ笑えと。でもここで俺たち一発かましてやっからなっていうまあ決意表明みたいなことになってる」
「おんなじ世界のようで、平行世界なんで俺らは俺らの時間でやってく、やってってるんだよっていうことを言ってるんですけど、とんでもねえこと言ってるなっていうので後ろで俺が笑ってるっていう構図なんですよ」
「強がってる、鼓舞してる自分を、客観視して笑ってる俺」
haters gonna hate
訳:言いたい奴には言わせとけ(google翻訳より)
「笑いたきゃ笑え」と同じニュアンス。
1番の「外野なんて言わせちゃいな」と連動している。
菊池さん『Attack it!』の「外野の言葉はシカトする」櫻井翔、大好きだろと思った。
まだその先へ
やっぱりここも、こんなところで終わんねえぞ!という意思表明。
ダメ押しの「まだ」が良い。
聞け 我らが轟かすname
名を轟かすようなグループになるという決意表明。
評判も名声も「name」なのがミソかも。
「僕らが選んだ時代へ宣戦布告」してラップが締められる。
感想
色んな文章を読んで、理解して、自分の言葉として使いこなせる、頭のいい人のリリックだなあと思いました。
深読みかもしれない部分も、菊池さんの意図と異なる部分も、もちろんあると思います。それでもこれは理論武装のリリックだと強く感じます。
そして、9年目にある意味好戦的で決意表明でもある曲が出せるところが好きだし大事にしたいです。
抗ったけど櫻井翔に背中を押されて諦めた話
ベストアーティスト2020、総合司会は櫻井翔。
多分ここで私は菊池風磨に引き寄せられた。
多分というのは、放送から数日後に妹から「なんか最近そればっかり聴いてるね」と言われた曲がSexy Zoneの『NOT FOUND』で、私にはよく聴いている自覚がなかったからだ。
簡単に自己紹介すると、私は嵐のファンで櫻井翔のラップが大好きだ。何度もリリックの厳しさと優しさと意思の強さに救われてきた。そんな翔さんが詞をかいた本人より「深い解釈で解説した」というラップが、「彼ら(=Sexy Zone)の決意表明が込められた」と紹介された歌詞がとても気になった。
結論から述べる。めちゃくちゃ刺さった!!!!!!!けどよくわからなかった。
以下、当時刺さった部分とか感想を連ねたメモより
- 「切望が絶望をぶんまわして」の突き動かされている感じいい。
- 「存在証明を」のところのケンティーの振り気になる(♡の片割れかと思ったけど違うし未だにわからん)。
- サビの発展途上感。切実さ。特に「笑えないんだよ こんな所じゃ」の現状に満足してないを前面に押し出すところが「彼らの決意表明」という刷り込みで等身大の歌詞だと感じた。
- 「もういいかい? から何年経って」はかくれんぼの「もういいかい」「もういいよ」だろうから、かくれている=見つかっていないということ。見つかった状態というのは、デビューか人気が出たかのどちらかかな。曲全体の雰囲気からするとおそらく後者。あと逆に考えるとnot found →エラーコード404→みつからない→かくれんぼと辿って「もういいかい」からラップ詞はじめるのなんなんだよ。思いつかない。
- 「彼は誰時に告ぐ おかえりを」ずるい。なんてワードセンスをしているんだ。おかえりを“告げる”から朝ぼらけでも黎明でもなくかはたれどきを選んだんだなあ。美しい。ここ韻踏んでないと思うんだけどそうなると..やっぱり恐ろしいセンス
- 「漂う未知の上」シンプル好き。直前に“way”が使われているのに道でなく未知なの良い。
- 「what I wanna do... 笑われることも慣れてる」(したいことを)笑われる、(方向性を)笑われるかな。きっとこの笑いは嘲笑や冷笑。アイドルの宿命。
- からの「haters gonna hate」「聞け 我らが轟かすname」の畳みかけ。しびれた。いつかアンサーソングみたいなのほしい。
- 「少年だった僕らが夢見た未来を」Sexy Zoneってたしかジャニーズ最年少デビューだったよな?少年も少年の頃からずっとアイドルなんだ。ある意味、夢を描くだけで終われなかったともいえる..?
- ふまけん背中合わせ。ふまけんだ!!背中合わせのシンメだ!!!
- 中島健人の眼力。
文量でお察しだとは思うが、ラップ詞にどうしようもなく惹かれている。
幸いにも音楽特番ラッシュで、何度も披露されていたので、食い入るように見ているとFNS歌謡祭で爆弾が落ちた。あの!!私に一番刺さった「彼は誰時に告ぐ おかえりを」で!!指ハートを繰り出してきたのだ!!!この衝撃は“考えるな感じろ”である。思わず「は?なんで。嘘でしょ。勘弁してくれ」とテレビに向かって言ってしまった。
妹に指摘されるまで『NOT FOUND』にのめり込んでいると気付かなかった私だが、今回はさすがに気付いた。今、自分は、菊池風磨に惹かれているのだと。
そして、フルサイズで聴きたくてCDを買い、全然この曲の理解ができないと(改めて)痛感した。ラップ部分を何度も聞いたが「パラレル」の意味はわからなかったし、「おかえり」の重みも測れなかった。こんなところで燻っていられないという思いは感じたが、グループの現状・実情は知らない。
当時の私のSexy Zoneに関する知識は
・5人の名前
・デビューが早い
・3人だったり5人だったりしていた
・顔がいい
・Sexyサンキューの中島健人はパーフェクトアイドル
・ふまけんという(翔潤を憧れとして挙げてくれた)シンメがやばい
・一人お休みしていた
・ほか嵐が関わるエピソード
程度だった。あとは菊池風磨に関するいくつかの情報で、それこそが私が好きだと認めるのを抗った第一の理由である。
菊池風磨のことを好きだと認めたくなかった。
正確に言うと、お茶の間の好きの温度のままでいたかった。
なぜなら、前述したとおり私は嵐が好きだから、“菊池風磨”の入り口と印象が「翔さんのことを尊敬している慶応出身の子!翔さんの舎弟!!」だったためだ。はっきり言おう。バリバリフィルターかけた状態で見ていたのである。私は“櫻井翔から見た菊池風磨”しか知らなかったし、それだけで満足していた。
数年間ずっとそんな風に扱ってきたのに今更「菊池風磨…好きなのかも……」となるのは、大変失礼なことだと思った。きっかけがドラマやバラエティを見てならまだしも、やっぱり今回も櫻井翔が関係しているからなおさらだ。私が好きなのは本当に菊池風磨なのか?彼を通して櫻井翔の影を見ているんじゃないのか?と葛藤の日々が続いた。
結局、判断は保留にして菊池風磨を中心に徹底的にSexy Zoneのことを調べようと思った。先輩ファンの方々のブログを端から読んだ。気になる部分はTwitterでワード検索や日付指定検索をして情報を集めた。さらに運のいいことに、Sexy Zoneの『RIDE ON TIME』で櫻井翔&嵐が出ていたため、滑り込みで3,4話は見ていた。そこでグループの歴史を知り、個人の性格やエピソードを把握し、『8.25事件』をはじめとしてシンメを浴び、これはライブを見なければと『PAGES』を購入した。ついでに特典につられて(アイドルの運転姿が大好物)『POP STEP』も買った。
『PAGES』を選んだのは①ドキュメンタリーが見たい ②噂のWonder Loveが見たい ③Cocoaの演出が気になる ④いつだって最新作が最高主義 という理由からだが、大正解だった。いくつかお気に入りの曲ができたし、ドキュメンタリーでメンバーの空気感を知れたのが良かった。ちなみに、1番気に入ったのは『恋がはじまるよーー!!!』である。
そして、Sexy Zoneについて調べていく過程で、
担当・推し・贔屓が菊池風磨ではないかもしれないと思うようになった。というのも私は調べる以前から、中島健人をある種の信仰の対象のように見ていた部分があり、それが強固になると同時に人間らしさ満載のエピソードを摂取してしまったからだ。こんなに“中島健人”貫けるってなにごと?とか、安心安全のアイドルじゃん!!とか、いつも心に中島健人でQOL爆上がりしそう…とか、笑顔がかわいいな。キメ顔もかわいいな。とか、ハマりたての人がする芸は一通りやった気がする。こんなアイドルに愛されたーーーーーい!!!!!幸せの確約!!!!!と身内用のアカウントで喚き散らしていた。
これは余談だが、なにをかくそうFCに入るきっかけになったのも中島健人である。彼が三日連続夢に出てきて「逃げられない」と悟ったのだ。(入会の際、義理は通そうと菊池風磨を選択したのだが義理とは??結局菊池風磨からも逃げられてないんだよ、とセルフつっこみを入れるしかない)
あと、中島健人担は母数が多いのか文章書き慣れてる人が多いのか、ブログ等で読ませる文章が多かった。特に8.25事件が熱量を伴って詳細が綴られていたのは圧倒的感謝。。
しかし、やっぱり菊池風磨から目が離せなかった。
理由はざっくり4つある。
1つ目は、PAGESのドキュメンタリーでみせた各地のラップだ。こんな疑似デートみたいな演出をしてくれる人だと思っていなかったので驚いた。忙しいツアーの合間を縫って歌詞を書き、映像を用意してくれるところに濃やかさと温かさを感じた。Twitterでの #爆モテ風磨くん伝説 といい、リアコという概念でぶん殴ってくる男だなって印象になった。
2つ目は、サマパラ2017の「風 is I ?」だ。SixTONESと仲が良いという情報を知り、どんな空気感なのか気になって購入したものだ。空気感はコントなどですこ~し分かったが、想像以上に作り込まれており、切なさの方が印象に残った。邪推かもしれないが、SixTONESになれないことを昇華した話のように受け取ってしまったためだ。コンサート全体の雰囲気は、かなり好きだった。こんなにお洒落だなんて!期待(私の求めていたキャラ像)を裏切らないのずるい!とハンカチを噛んだ。
3つ目は、努力アレルギー出の風磨担の方が書いたブログだ。
このブログは読んだとき悔しくなってすぐ閉じたのに、「問われたことの本質をクリティカルに返している」という文がずっと頭から離れなかった。好きな男のタイプが“口喧嘩したら私が泣いても正論で詰めてきそうな人”なので。
もちろん、本題の努力アレルギーの話もぶっ刺さった。どのくらい刺さったかというと、後にセクチャンを見ようと、5thのアルバムを買う決め手になったくらいだ。ここまで読んでくださってる方には是非リンクに飛んでいただきたい。
また、今回文章を書くにあたり読み返したのだが、あ~そりゃ櫻井翔と仲良いよな~と思ったりもした。センスでさらっとこなせてしまう人間はいて、そういう人になりたくて、でも端からみたら確実に努力型で、年を追うごとに自身と折り合いをつけていく。ざっくりこんなタイプではなかろうか?違ったらごめんなさい。
4つ目は、『NOT FOUND』解説ラジオ(12/23 Qrzone)だ。はじめてradiko入れて文字起こしをした。「パラレル」の意味が解説されていた。以下抜粋
「笑われることには慣れてるぞと。笑いたきゃ笑えと。でもここで俺たち一発かましてやっからなっていうまあ決意表明みたいなことになってる」
「おんなじ世界のようで、平行世界なんで俺らは俺らの時間でやってく、やってってるんだよっていうことを言ってるんですけど、とんでもねえこと言ってるなっていうので後ろで俺が笑ってるっていう構図なんですよ」
「強がってる、鼓舞してる自分を、客観視して笑ってる俺」
夢を叶える第一歩は口に出すことだと信じている人間なので、決意表明のようなリリックはクリティカルヒットだ。同時に客観視して笑う、という行為によって少年ジャンプの主人公になりきれていないのも好きだ。主観と客観の織り交ぜ方が上手だと思う。そして自分の発言を笑いはするけど、撤回はしなさそうなところがとても良い。
さて、ここまでくれば猿でも分かる。もう沼落ちはすぐそこだ。だが私はもう一度抗った。それはなぜか。
2020年で嵐が活動休止するからである。
ここまで櫻井翔櫻井翔と連呼してきたが、担当は松本潤だ。グループでの仕事がなくなることへの寂しさ、2021年からの自担の露出への不安。あと一ヶ月もないという現実から目を逸らしているのではないか、どうして限りある時間なのによそ見しているのか、自己嫌悪も相まって「落ち着くまでSexy Zoneのことは忘れよう」という結論に至った。もっとも、そのときレギュラー番組の最終回を迎えようとするタイミングだったため、わざわざ意識しなくても嵐に全集中していた可能性は高い。イレギュラーがあるとしたら、前述のQrzoneだ。
そして来たる大晦日。休止前最後の嵐のライブが配信にて行われた。
Jr.の紹介で
今からジャニーズJr.を紹介します。我々も元々はジャニーズJr。どうかよろしくお願いします。
そう櫻井翔が言ったとき、「あ、私いま救われた」と思った。一ヶ月後の今もなぜ救われたと思ったかの理由はわからない。わからないが、この“救われた”は“ゆるされた”に近しい感覚だったと記憶しているので、「嵐だけを見ていないとファン失格だ」みたいな気持ちが和らいだためかもしれない。
すぐに気持ちがSexy Zoneに向くのは難しいだろうけど、自分なりに折り合いつけながら自分のペースで両方応援していきたい。そんな風に思えるようになった。
やっぱり、私と菊池風磨を繋いだものは櫻井翔の存在だったけれど“櫻井翔の後輩である菊池風磨“以外も知って余計に気になって、もっと近くで応援したいと思ったのでまあいっか!と思う。
以上が、私が櫻井翔に背中を押されて、菊池風磨が好きだと認めるまでの話である。
追記
この文章を書いてから約1月ほど放置していました。
はてぶに投稿しようかな~ついでにSexy Zoneのアカウント作ろうかな~とか思ってはいたんですけどね。お誕生日というおめでたい日、今日上げないと一生このままだなと思い投稿致しました。もとは自分の記録用だったので「うわーとんちんかんなこと言ってるよ」とか、「何が言いたいかよくわからんな」とか今見ると色々思わなくもないですがあえてこのまま残そうと思います。ここまで読んでくださりありがとうございました。まだまだ勉強中なので、間違っていることや補足があれば教えていただけると嬉しいです。
思い返せば2021年は菊池さんの格付けに始まり、勝利くんのVS魂レギュラーなどセクシーを浴びまくることを予期するような幕開けでした。ドラマやバラエティで見かける機会も多く、意識して追わずとも情報が得られるという、新規にはありがたすぎる状況でした。
そしてテレビや雑誌はもちろんのこと、『POP✕STEP』のライブDVDや、『SZ10TH』発売に伴う色々で度肝を抜かれ続けました。まだ3月になったばかりだというのに、もう半年くらい見ている気になっています。笑
「anan」の
今、いろんな方からの愛をいただいているし、すごく支えられている
という文で感極まって泣いてしまったりもしました。ド新規なのにね。
前置きが長くなりました。
菊池風磨さん、お誕生日おめでとうございました。ギリギリ間に合わなくてすみません。
ますます飛躍した一年になることを心よりお祈り申し上げるとともに、楽しく美しくセクシーを追求しながら応援させていただきます。
2021年3月8日